Q&Aよくある質問
お客様から多く寄せられたご質問を掲載いたしました。
(ピーアンドピー(株)「カフェティエーラ・エスプレッソ」より引用)
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機種ごとによって抽出のタイミングなどに微妙な違いはありますが、どの機種も正しい方法で淹れた場合、出来上がりの味に大きな違いはありません。
価格の幅については、主に材質(アルミまたはステンレス)や厚み、製造工程の違いなどによるものですので、直接的に味とは関係がありません(材質については下記をご参照ください)。
材質の違いによる味の差というものは、あまりないと考えて良いでしょう。
価格面以外で大きな違いがあるのは、お手入れと衛生面です。
アルミ製は、使用するうちに器具の内部に白いしみが付着したり、黒く変色したりすることがあります。これは、アルミと水が酸化反応することによるものです。湿気を含んだまま放置したりすると、特に起こりやすくなります。
人体には無害といわれていますが、やはり見た目の清潔感を損なってしまいますので、洗浄後には水分を拭き取り、しっかり乾燥させてから保管することをおすすめします。
一方、ステンレス製は汚れや腐食に強く、これらの汚れがつくことはありません。
例えば、いつもお2人で召し上がるようでしたら、2カップ用から3カップ用が一般的です。
ただ、エスプレッソが濃いとはいえ、1カップ分がおよそ50ccですので、少し多めに召し上がる方でしたら、お2人で4カップ用ということもまったく珍しくありません。
お1人で召し上がる場合でも、2カップ用をお求めになる方が多いようです。
そして、基本的に直火式エスプレッソメーカーは、いつも器具の容量いっぱいに作るものですので(下記参照)、普段もっとも頻繁に淹れると思われる量の器具をお選びいただくのがベストです。
豆自体の種類は特に問いませんが、直火式エスプレッソには一般的に、「深煎り」の豆を「細挽き」にしたものを使用します。苦味より酸味が好きな方はローストを少し浅めに。専門店などでお好みに合わせてお求めになるのが理想的ですが、普通に市販されている豆でも十分おいしく淹れられます。
なお、一般に「エスプレッソ用」として売られているものは、電気式エスプレッソマシン用の「極細挽き」になっていることが多いのでご注意ください。「極細挽き」の豆は直火式メーカーには細かすぎるため、目詰まりの原因になってしまいますので、使用しないでください。
直火式エスプレッソメーカー用の丸型濾紙というものがありますが、基本的に必要はなく、おすすめもしておりません。直火式エスプレッソには元来、わずかなコーヒー粉が混じりますが、これは直火式の味わいの一つでもありますし、実際、ほとんど気にはならないと思います。面倒な紙フィルターを使わないということも、直火式エスプレッソの大きなコンセプトといえます。本場のイタリアでも、まず使用することはありません。
火力が弱い電気コンロで使用可能かどうか、心配される場合がありますが、全く問題ございません。
直火式エスプレッソメーカーは弱火が基本ですので、火力は電気コンロで十分です。
ご使用の際は、ハンドルを加熱してしまわないよう、できるだけハンドルが熱源の外側に来るように器具を置いてください。
直火式エスプレッソメーカーは、基本的にはIHで使用することができません。
ステンレスであっても、有磁性のステンレス(18/0)でないとIHには反応しません。
また、日本のIH調理器は、器具の底直径が12cm程度ないと、加熱をしないように設計されています。
ただ、IHに「ラジエントヒーター」(赤く発光して発熱する熱源)が併設されている場合は、アルミ製、ステンレス製にかかわりなく、そちらでの利用が可能です。
この場合も、電気コンロのときと同じく、ハンドルを加熱してしまわないよう、できるだけ熱源の外側にハンドルが来るように器具を置いてください。
ゴムパッキンが消耗部品です。使用頻度にもよりますが、通常1~2年で交換時期となります。
パッキンが硬くなり、加熱中に上下の隙間から蒸気やコーヒーが漏れるようになりましたら、交換してください。
また、器具を空焚きしてしまうと、パッキンの劣化は早くなります。
それ以外の部品については、基本的に消耗はしません(カプチーノメーカー「ムッカ・エクスプレス」には、そのほかにも消耗部品があります)。
品質上問題はありませんのでよく洗ってからご使用ください。
エスプレッソの豆は詰める際、上から押さえつける(タンピングする)もの、と思われている方も多いようですが、それは電気式マシンの場合です。
直火式エスプレッソメーカーは、電気式マシンほど気圧が高くありませんので、豆を押さえつけると、フィルターが目詰まりを起こしてエスプレッソが上がってこなくなってしまいます。
豆はスプーンなどでならす程度に整え、すりきり1杯か、少し山盛りになるくらいに入れるのが理想的です。
この状況の原因として一番多いのが、「極細挽き」の豆を使ってしまっていることです。
「極細挽き」の豆は電気式のマシンには合いますが、直火式エスプレッソメーカーには細かすぎるため、フィルターが目詰まりを起こしてしまいます。その結果、エスプレッソがまったく、あるいは少ししか上がってこなくなってしまいます。
コーヒー豆は「細挽き」程度のものをお使いください。また、豆を詰めるときに上から押さえつけてしまっても、同じような現象が起きることがあります。
直火式エスプレッソメーカーは、電気式マシンほど気圧が高くありませんので、豆を押さえつけると、フィルターが目詰まりを起こしてエスプレッソが上がってこなくなってしまいます。
豆はスプーンなどでならす程度に整え、すりきり1杯か、少し山盛りになるくらいに入れるのが理想的です。
さらに、サーバーの底についているフィルタープレートの穴が、汚れでふさがってしまっている場合も、同じくエスプレッソが上がってこなくなります。
穴を確認し、目詰まりがあれば汚れを取り除いてください。
安全弁から蒸気が出るということは、圧力が十分に高まっているのに、何らかの原因でエスプレッソが上がって行かないため、そこから圧力を抜いている、という状況です。
上の、「エスプレッソが上がってこない。量が少ない。」の回答と同じ理由が考えられますので、原因を確認し、改善してみてください。
なお、安全弁から蒸気は出るものの、エスプレッソは全量抽出されているという場合は、「フィルターが詰まり気味」というような状況ですので、やはり上の原因を確認してください。安全弁から蒸気が出ないのが、正しい抽出です。
こちらも、上の「エスプレッソが上がってこない。量が少ない。」と同じ原因が挙げられますが、それに加えて次のことも考えられます。
ひとつ目は、上下の接続が緩い可能性があります。どのエスプレッソメーカーも、上下の接続は、最後までしっかりとねじを締めて行ってください。ここが緩いと、つなぎ目からコーヒーや蒸気が漏れ、十分な圧力がかからなくなってしまいます。大きいサイズなどで少し握りにくい場合は、絞った布巾をかぶせてから持つと、締めやすくなります(ハンドルやふたを持って締めないでください)。
もうひとつが、パッキンが劣化している可能性があります。使用頻度にもよりますが、パッキンは1~2年で交換時期となります(空焚きをしてしまうと早まります)。
パッキンが劣化して硬くなると、つなぎ目から蒸気やコーヒーが漏れてきますので、新しいものに交換してください。
また、これらに加えて、コーヒー豆を入れたときに、ボイラーのふちに余分な粉がついたまま締めてしまうと、漏れの原因となります。しっかり取り除いてからサーバーを取り付けてください。
電気式のエスプレッソマシンと違い、直火式は得られる気圧が低いため、クレマ(エスプレッソの上にできる特有の泡)はできません。サーバーに抽出された時点ではいくらか立ちますが、カップに注ぐとほとんどなくなってしまいます。イタリアの家庭で飲まれるエスプレッソですので、コーヒーショップで飲むものとは多少異なります。
空焚きを防止するため、直火式エスプレッソメーカーは、抽出後にもボイラーに一定量の水が残るようになっていますので、正常状態です。この設計がないと、抽出の完了とともに空焚きが始まってしまい、器具にダメージを与えてしまいます。機種にもよりますが、3~5mm前後の深さでボイラーに水が残るのが普通です。
直火式エスプレッソメーカーは、洗剤を使わず、水(またはお湯)だけで洗うのが一般的です。
これは、器具にコーヒーの香りと油分を残すことで、金属臭を消し、より香り高いエスプレッソを淹れるためです。特に汚れがひどい場合などを除けば、普段のお手入れはこの程度で十分です。
なお、アルミ製のエスプレッソメーカーは、濡れたまま放置すると内部に汚れがつきますので、洗った後はすぐに水分をふき取ることをおすすめします。
基本的には、使用後は毎回パッキンなども外して、全ての部品を洗っていただくことになっています。
これは、仮にその後しばらく使わなくなったとしても、衛生的に次回お使いいただくために必要なことです。ただ、もし毎日のようにお使いになるようでしたら、洗う頻度を減らしていただいても大丈夫です。
ご使用後にボイラーとサーバーを外し、バスケットのコーヒー粉を捨てたら、あとは水かお湯で洗い流してください。その上で、何回かに1度、パッキンを外してフィルタープレートとともに洗い、エスプレッソが通るノズルの中も洗うようにします。
パッキンは、小さいスプーンの裏側や先の細い物を使って取り外します。機種によりパッキンのきつさはばらつきがあり、なかには少しコツが必要なものもありますが、基本的には、パッキンの内側に先端などをねじ込み、浮かせてから指で引き出すようにすれば取り外せます。
逆に、パッキンが比較的ゆるく、簡単に取れてしまう機種もありますが、エスプレッソの抽出にまったく問題はありません。パッキンは上部タンクの底についていますが、上部と下部タンクをねじで締めつけることで、粉の流出やコーヒーの漏れにつながるすき間はなくなり、きつめのパッキンとまったく同じように機能します。
アルミ製のエスプレッソメーカーは、使用するうちに、器具の内部に白いカビ様の物質がついてきたり、黒っぽく変色を起こすことがあります。
これは、アルミと水が酸化反応してできるもので、器具に残った水分が原因となり、時間の経過とともに発生します。使用の間隔が空いたときなどは、特に気になることがあります。
人体には無害といわれていますが、気になる場合は、中性洗剤とスポンジを使って可能な範囲で落としてください。黒っぽい変色は、元に戻すことは困難です。
これらの発生をできるだけ抑えるため、洗浄後は水分をよく拭き取って、しっかり乾燥させてから保管するようにしてください。
マシンの内部、またはカップが冷えていることが原因として考えられます。
お湯を数秒間抽出し、マシン内部を温めてください。また、あらかじめカップを温めてください。
抽出ダイヤルが正常な位置に戻っていない可能性があります。抽出ダイヤルを「停止位置」に合わせてください。
原因として
①フィルターの縁にコーヒー粉が付着し、ホルダーがしっかりとセットされていない可能性があります。一度フィルターをホルダーから取り外し、フィルターの淵に付着したコーヒー粉を取り除いてください。
②フィルターが汚れて目詰まりしている可能性があります。フィルターの上面と底面をブラッシングしてください。
③コーヒー粉をポッド用フィルターで抽出しているなど、使用するコーヒーの種類をフィルターがあっていない可能性があります。一度フィルターの種類を確認してくだい。
原因として、
①ホルダー挿入口の裏側が汚れて目詰まりをしている可能性があります。ホルダー挿入口内部の上面に付着したコーヒー粉をブラシで取り除いてください。
②水タンクに十分な量の水が入っていない可能性があります。一度水タンク内の水量を確認してください。
③コーヒー粉の量が多すぎるか、挽き具合が細かすぎる可能性があります。コーヒー粉の量を減らすか、挽き具合を少し粗めにしてください。
原因として
①コーヒー粉の量が少ないか、挽き具合が粗い可能性があります。コーヒー粉の量を増やすか、コーヒー粉の挽き具合を少し細かくしてみてください。
②使用するコーヒーの種類とフィルターがあっていない可能性があります。フィルターの種類を確認してみてください。裏側にスプーンのマークがあれば、コーヒー粉用のフィルターです。
原因として、ボイラー内に水分が残っている可能性があります。ミルクをスチームする前に数秒間、別の容器に蒸気を排出してください。
原因として、
①ノズルがミルクの中に十分に差し込まれていないか、ノズルが容器の底に触れている可能性があります。ノズルはミルクの中に1cm程度入れて泡立ててください。
②加工乳やロングライフタイプのミルクを使用している可能性があります。種類別が牛乳を表記されているミルクを使用してください。
マシンは抽出後に内部溜まった圧力を抜きます。その際、水受皿に配水される仕組みになっています。異常ではありません。
原因として、スチーマー用ノズルが詰まっている可能性があります。先がとがった針をノズル先端に差し込み、固まりを除いてください。スチーマーの黒いノズルカバーは取り外し可能です。スチーマー使用後はノズルカバーの洗浄とノズルのふき取りを行ってください。
原因として、スチーマー用ノズルにミルクが付着し、固まっている可能性があります。スチーマーの黒いノズルカバーは取り外しが可能です。スチーマー使用後はノズルカバーの洗浄とノズルのふき取りを行うことをお勧めしております。 容器に湯、または水を入れノズルを浸し、固まりを柔らかくしてから一気にスチームを出して続け、詰まりを押し出してください。 それでも改善されないようでしたら、スチームノズルをいったん閉め、ノズルを洗い、詰まっているノズルの穴を先のとがった針できれいにしてください。
原因として、水タンクの中の水量が少ない可能性があります。水量を確認し、不足している場合は適正容量の範囲内で足してください。